2015年5月8日金曜日

木村孝先生の講義と根津美術館

4月30日、東京青山のNHK文化センターで開催された木村孝先生の着物の講義を受講してきました。
県外の着物好きの友人と東京で着物で会いたいね~と話していた所、孝先生の講義があったので一緒に受講しようという事に。
孝先生のお話を直接拝聴するのは初めてですが、為になるのはもちろん、テンポのよい、面白い話術。
知識の点で勉強になっただけでなく、
「女性が美しい国は栄える」
講義のはじめにそのようにおっしゃった先生の美に対する意識の高さに大変感銘を受けました。
 
 

 
 
 
受講後、根津美術館へ。


只今、尾形光琳300年忌記念特別展開催中。



根津美術館はお庭も広くて素敵。

ちょうどカキツバタが咲いていました。



着物は市松の御召に、
母のお下がりの塩瀬の洒落袋帯。
 
 

2015年3月22日日曜日

緯糸選び

機織り教室2回目。
まずは木綿の糸で練習を。

私専用の高機に生成色の木綿の糸で経糸がセットされていました。


スタッフさんのご指導を受けながら練習。
難しいのは経糸が切れた時の対処方法。
指導係の方に見本を見せてもらいました。



 
1時間ほど木綿で練習した後、いよいよ絹糸で。
前回選んだ糸で経糸を作ってくれてありました。
 
 
 
高機の木綿糸を外し、経糸をセットします。
端を10等分して結び、紐を通します。
 



 
早速織っていきます。
色のイメージはグレー。
経糸と同じ白系の糸と、グレーの糸を交互に織っていき、白とグレーの横段にしようと思っていました。
とある着物雑誌で見つけた写真の帯のようにしようと、雑誌を持っていきお見せしたところ、3種類の糸を持ってきて下さいました。
 
 
 
試しが出来るように、経糸は何十センチか余分にあるのだそう。
3色のグレーの糸で織ってみて、経糸と組み合わせた時どんな色になるのか試していきます。
使った糸はこの3つ。
左から、ライトグレー、グレー、チャコールグレーといったところでしょうか。
 
 
 
最初は少し白で織って、その後少しライトグレーを。↓
 
 
 
こちらはグレー。↓
 
 
そしてチャコール。↓
 

経糸の白と混じると、だいぶ薄くなるんです。

1色だけを選ぶのではなく、3種類使ってぼかしの横段も出来ると言われ、ぼかしも教えて頂きました。



2回目はここで時間がきて終了。
どのグレーを使うか、それともぼかしにするか、翌週までに1週間考えました。

続きはまた。





 
 

 

 


2015年2月12日木曜日

友人に着付けを教える

近所に住む友人が、着物デビューをしたいとの事。
恐れ多い事に私が着付けを教える事になりました。
2人のお子さんの子育て中で忙しく、着付け教室に通う時間がないようで。
人に教えるどころか人に着付けた事も1度もなかったので、私にとっても良い経験、良い勉強になりそう。
何よりも着物を着る人が1人でも増えるのは本当に嬉しい。
ど素人の私なんかでいいのだろうかと不安もありましたがやってみる事に。

1回目は友人の自宅で。
まずは一通り説明しながら私が着付けてみました。
お母様からのお下がりだという上品な小紋に袋帯で。
人に着付けしたのは初めてですが、初めてにしては我ながらなかなかの出来!
裾が長かったようで引きずっちゃっていますが・・・。


2回目は翌日に我が家で。
今度は横で私も一緒に自分の着付けをし、やり方を見せながら自分で着てもらいました。

 
 
私はほとんど手を出していませんが、綺麗に着れました!

 


忘れないよう、その後自分で何度も復習してくれてるようです。
一緒に着物でお出掛けできる日が楽しみ。

着付けを昔習ったけどすっかり忘れてしまった、という話はよく聞きます。
覚えたつもりでも着ないと当然忘れちゃいます。
また、家で鏡の前で練習だけ積んでうまくなったと思っても、いざお出掛けして歩いたり乗り物に乗ったりすると崩れてくるんです。
お出掛けしたらここが崩れた、じゃあ次はもっとこうしよう。
長時間着て過ごしたら苦しすぎて耐えられない、じゃあ次はもう少し緩くしてみよう。
そんな風に徐々に改善していくものです。
その人の体型や動きの癖などによっても崩れやすい所や痛くなる部位が違うでしょうから、実際に着て出掛け、経験を積んでいくしかない。
今着付けを習っている方、覚えたての方、どうか沢山着て着て、着まくって下さい!
自信が無いから着ないんじゃなく、自信が無いからこそ沢山着て自信を付けていきたいもの。
こんな偉そうなことを言いながら私もまだまだ日々勉強中。
もっともっと頻繁に着て、素敵な着姿を目指したいと思います。

2014年12月26日金曜日

合否通知

10月に受験したきもの文化検定の結果が届きました。

 
 
見事、2級合格!
70点以上が合格なので73点というギリギリな点数ですが、何とか合格出来てよかった。
嬉しいクリスマスプレゼントとなりました。
 
 


2014年12月6日土曜日

雪の日の履物

12月に入り急に冬らしく、ぐっと寒くなりましたね。
先日お茶のお稽古でした。

着物はこちら。
黒地の銘仙に格子柄の八寸帯。


行き帰りはニットのスヌードを。


雪が散らついていたこの日、足元はこの草履を。


アザラシの毛を使った草履。
海で生きるアザラシの毛は水に強く、保温性も高いので、雪の日にはぴったりです。
鼻緒や台の先までびっしり毛があり、とても暖か。
側面にまで毛が。
底はしっかりと滑り止めが付いていて安心。


これから本格的な雪のシーズンで憂鬱になりますが、お気に入りの雪対策グッズを持っていると、少しだけ、降るのが楽しみになるかも・・・?




2014年9月23日火曜日

秋の夕べ

9月22、23日、伊那市高遠で燈籠祭という秋祭りがありました。
22日(月)は「秋の夕べ」という宵祭りで、~着物で街中散歩しませんか~というイベントが行われていました。

着物レンタルや着付けサービスもあり、着物姿の方が沢山。
私も着物で出掛けました。



この日は昼間は暑かったのですが、夜は急に冷えて、単衣では寒いくらい・・・。
すっかり秋ですね。


お休み処にて、着物好きの知り合いの方にばったり!



ライターさんで、着物の本を書くため、着物関係のイベントに取材で飛び回っているのです。
この日も取材でいらしてました。

着物談議で盛り上がりました



会場では、ネイルサロンや手相占いなど格安で体験出来るところもあり、
ネイルと手相、やりました。



ネイリストの方、粋なお着物姿でネイルをして下さいました。


仕上がりはこんな感じ。

手相占いは、私も息子も前途洋々!






高遠は、城下町らしい素敵な町並みでした。
到着した時は既に日が暮れていたので、また改めて明るい時に訪れて、
その街並みをじっくり堪能してみたいと思います。


2014年9月14日日曜日

きもの文化検定

全日本きもの振興会が主催する、きもの文化検定という試験があります。
着物の総合的な知識を問う内容で、5級から1級まであります。
毎年試験は10月に開催。

一昨年5・4級、昨年3級に合格し、今年は2級の願書を提出しました。
3級までは完全独学でしたが、2級からは対策講義が開催され、
9月13日(土)に、東京会場にて受講してきました。

会場は渋谷。
東京タワーが見えるビルで。


朝から夕方まで、みっちり講義を受けました。
日帰りだったので朝3時半起床。
講義中居眠りしてしまうんじゃないかと不安でしたが、眠気も起こらず。
やはり興味のある事の勉強は楽しいものです。

とはいえここの所忙しくて全く勉強していなかったので、4級、3級のように順調に1発合格できるかどうか・・・。
流石に2級ともなると難しい。

講義をして下さった先生の一人。
為になる貴重なお話を沢山聞かせて頂きました。


会場では、講義の内容に沿った反物などが展示されておりました。


大島


白大島(右)と八重山上布
 

右が芭蕉布、真ん中が縮結城、左は
結城紬

どれも庶民の私なぞには手の出ない、高級で貴重な物ばかり。
触っても良いという事で、滅多にない機会なので恐る恐る触って参りました。


 試験、合格できるかわかりませんが、何とか時間をやりくりし、頑張ります!