2016年3月3日木曜日

機織り教室④

もう1年程前に出来上がっている伊那紬の機織り教室で織った帯。
機織りの様子を以前ブログでレポートしていました。
すっかり忘れていましたが、よくよく見たらまだ完結していないではないですか!
昨年5月12日にアップしたページに、しっかりと「続きます」と記載があるのに続いてなかった。
このブログに来てくれている方の検索ワードで1番多いのが「機織り教室」だというのに・・・。

という訳で、大変長らくお待たせしました!
今更ながら帯作成の最終回です。

機織り教室の生徒さんは教室に来たら丸1日織っていく方がほとんど。
連日織れば約5日~1週間程で仕上がるようですが、私は週1回、1回2~3時間程しか織る時間はありませんでした。
織り始めて2か月半程経った3月の終わり頃、職人の方からもうそろそろだね、と言われたのですが、まだまだ半分も行っていない、先は長いと思っていたので驚きました。
織った生地は織ったそばから千巻と呼ばれる棒に巻かれてロール状になっていくので、織り進めていても沢山織ったという実感が抱きにくい。

経糸を巻いている千切に、もうすぐ終わりの合図が出てきます。
下の写真が千切。
経糸と一緒に厚紙が巻かれているのですが、この厚紙の色が変わったらもうすぐ終わりの合図。
ずっと上部分の薄い色の厚紙でしたが、赤い厚紙が見えてきました。

それまでいつまでに織る、という目標もなくのんびりやっていたのですが、終わりが見えてきたら俄然やる気に。
4月半ばに予定していた上田での着物イベント「着物で街に出かけよう!」に着て行けるように織ろう、と目標が出来ました。
最後の1週間は週3日位通い、職人さん達が帰った後も1人で残業(?)して、出来上がりました!
仕上げに白い糸で数㎝織り、はさみで切り離します。


千巻から外し、端の飛び出た糸を切り整えます。

 
 
織り上がりたての生地がこちら。
最初に緯糸で様々なパターンを試したので最初の部分が縞になってますが、本当は無地です。

お仕立てに出し、上田のイベントの数日前にギリギリ仕立て上がって参りました!

目標通り、「着物で街に出かけよう!」に着用。
 
「着物で街に出かけよう!」といえば、今年は4月3日(日)に開催ですね。
私は今年も出席予定。↓
 



さて、機織り教室、皆さん気になるのはお値段だと思います。
料金表がこちら。

初めての方は入会金¥10000+帯1反¥33000。
糸代、指導代などすべて込みのお値段です。
手織りの紬帯がこれだけのお値段で入手出来ると考えると、とってもお得ですね。
生徒さんは、長野県内のみならず、県外からも時々いらっしゃるそうで。
近隣のホテルに泊まっていっきに仕上げて帰っていく人、数か月に1度来て数年かけてのんびり織る人など、通い方は様々。
ご興味のある方、久保田織染工業さんの場所と連絡先はこちらです。↓
http://www.kankou-komagane.com/spot/inspection2.php?id=129&c_id=5&cj_id=16



今は着尺に挑戦中。
帯の頃よりさらにペースダウンしていますが、マイペースでのんびり織っていきます。
いつになることやら。


機織り教室①
http://ayanofuku.blogspot.jp/2015/03/blog-post_16.html

機織り教室②
http://ayanofuku.blogspot.jp/2015/03/blog-post_22.html

機織り教室③
http://ayanofuku.blogspot.jp/2015/05/blog-post_12.html

終わり。

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